借り手の生命保険金で死因不明が44%
いかに適当に生命保険を取り扱っていたかということでしょう。
消費者金融会社は当然悪いが、生命保険会社も認めていたわけで責められるべき点はあるのではないかと思う。
死因不明が44%だなんてあまりにも適当だ・・・
借り手の生命保険金、「死因不明」44%・消費者金融
「消費者金融会社が融資の際に借り手にかける生命保険について、金融庁は6日、17社を対象にした初の調査結果を発表した。それによると、消費者金融が 2005年度に受け取った保険金約300億円のうち、44%の134億円分が「死因不明」。消費者金融と保険会社が交わす契約書で、一定額以下の保険金は死亡診断書などを添付しなくて済むためで、同保険を巡る不透明な実態が浮き彫りになった。
この保険は消費者金融が加入し、借り手が死亡した際に保険金を受け取る「消費者信用団体生命保険(団信)」と呼ばれる。14社が借り入れと保険加入の手続きを同一書面で行うなど説明が不十分で、「知らぬ間に生命を担保にされている」との批判を生み、過剰な取り立て行為で借り手の自殺を助長する結果にもなっているとの指摘が出ていた。
調査結果によると、保険金約300億円のうち43億円(14%)が自殺によるもの。死因の第1位は病死の105億円(34%)だった。」
[2006/10/06 日本経済新聞]より引用